余白を美しく活かす空とつながる家

物件名 : S邸

所在地 : 世田谷区

限られた敷地条件を感じさせない抜け感と、暮らしを美しく整える機能性が融合した住まい。建物全体は延床面積23坪(ロフト除く)ながら、南面に大きく開いた吹き抜けと窓が空との一体感をもたらし、開放的なLDK空間を演出。バルコニーとつながることで、28畳もの広がりを確保し、日々の生活にゆとりと開放感をもたらします。

外観のアクセントである縦格子のルーバーは、周囲の視線をやわらげながらも、室内からの眺望を美しく確保。デザインと機能が美しく調和するディテールは、ファインシステマデザインならではの感性の現れです。

厳しい斜線制限の中でも高さと収納を両立させるため、壁一面を活用したビルトイン収納を随所に設け、冷蔵庫やキッチン家電、洗濯機なども美しく納められています。
キッチンは、ステンレスバイブレーション仕上げの特注仕様。足元には鏡面ステンレスの巾木を配し、床面の広がりをさりげなく演出。ミリ単位で設計された収納計画と併せて、住まう人の「使いやすさ」と「美しさ」へのこだわりが随所に感じられる空間に仕上がりました。

キッチンに続くスタディカウンターはオーダー家具で製作され、壁面はマグネット対応とすることで、家族の思い出や子どもの作品を気軽に飾れる温かな交流の場に。水まわりを2階に集約し、ランドリー収納も施主の要望に合わせて造作するなど、家事動線にも細やかな配慮がなされています。

玄関では、パティオのシンボルツリーと間接照明で演出されたニッチが訪れる人をやさしく迎え入れ、単なる通過点ではない、特別な空間として設えられています。

「東京の家づくり」において、敷地条件や制限が多いなかでも、家族の理想をかたちにする柔軟な設計力と感性が、この建物に凝縮されています。
私たちの施工実例や設計へのこだわりをもっと知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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