
















本物件は、ご夫婦の趣味とご家族の時間、そのどちらにも妥協しない注文住宅として設計しました。暮らしの入口となる動線は、ビルトイン車庫と玄関を直結させることで、ロングサイズのサーフボードやウェットスーツといった嵩張るギア類も、外観の美しさを損なうことなくスマートに収納でき、帰宅の所作が自然に整うことで、日常は静かに上質へと変化していきます。
住まいの中心には、外部からの視線を丁寧に遮りながら、光だけを取り込む中庭を設けました。LDKから玄関、中庭へと同一の床タイルを連続させることで、室内と屋外の境界を曖昧にし、実際の面積以上の広がりと一体感を生み出しています。都市の密度と隣り合わせの東京の家づくりだからこそ、安心感と開放感を同時に成立させる設計が重要になります。
さらに屋上は、季節の楽しみを受け止める第二のリビングとして計画し、お子様がプール遊びを楽しめる余白を確保しました。視線の抜けや空の近さ、家族の笑い声といった要素が重なり、都市住宅でありながら“外”を身近に感じられる暮らしを実現しています。
キッチンはL型にアイランドカウンターを組み合わせ、家電類をすっきりと隠しながら、調理・配膳・片付けがスムーズにつながる動線としました。見せる部分と見せない部分を明確に分けることで、生活感を抑えつつ、日々の使いやすさが際立つ設計としています。
色調は白からグレーの濃淡で統一し、素材ごとの表情の違いによって奥行きと深みを演出。静けさの中に生まれる陰影と質感が、住まい全体の品格を支えています。こうした空間の完成度は偶然では生まれません。敷地条件や家族構成、趣味、そして将来の暮らしの変化までを見据え、建築として丁寧に統合することが不可欠です。
ファインシステマデザインでは、機能性と美意識を高次元で融合させたデザイナーズ住宅を、東京を中心に数多く手がけてきました。世田谷区をはじめ、東京での家づくりをご検討の方は、理想の住まいを具体化する第一歩として、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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