



















東京都心でありながら、緑が多い落ち着いた住宅地に完成したこちらの住宅は、奥に広がるL字型敷地という個性を、上質な暮らしの体験へと転換した住宅です。
北側道路に面した2階建ての条件下でも2階LDKの中心に中庭を据えることで、光と空の気配が住まいの奥まで静かに届く構成としました。北側に置かれがちなリビングに十分な採光を確保し、日常の輪郭をやわらかく整えています。
ご夫婦の暮らしの軸は在宅ワーク。「仕事が気持ちよくできる場所をたくさん作りたい」「その日の気分で場所を変えたい」というご要望に応え、1階の書斎を“集中の核”として設けながら、リビングやダイニングにも心地よく働けるカウンターや居場所を点在させました。こもって深く没入する時間と、緑や光を感じながら視界を開く時間。その切り替えが自然に行えることが、この住まいの贅沢さです。
暮らし方そのものを設計するファインシステマデザインが得意とする「デザイナーズ住宅」の思想を、細部にまで織り込んでいます。
料理がお好きな奥様のためのキッチンは、ゆとりある作業性と眺めの豊かさを両立。中庭を眺めながら過ごせる配置とし、セミオーダーキッチンにフルオーダーの造作収納を組み合わせることで、コストバランスを丁寧に調整しながら、使いやすさ・収納量・デザインの理想を一つにまとめました。大きく確保したパントリーも、生活感を整え、空間の端正さを保つための重要な要素です。
子ども部屋はあえてシンプルな約4畳に抑え、ダイニングキッチンからつながる共有のスタディカウンターで学ぶレイアウトに。家族の気配が緩やかにつながり、見守りやすい距離感が生まれます。さらに、パウダールームに隣接したファミリークローゼットを設け、帰宅→入浴→洗濯→収納までを一直線に。汚れた衣類を居室へ持ち込まずに済むため、家の美観が保たれ、家事効率も大きく向上しています。
外部計画もまた、目黒という都市環境の中で安心してくつろぐための設計です。
道路際と広めの玄関からのぞくシンボルツリー、2階バルコニーの壁面緑化、裏庭の家庭菜園まで、緑のレイヤーが暮らしの景色をつくります。目隠し壁でプライバシー性と防犯性を高め、周囲の視線を気にせず過ごせる落ち着きを確保しました。廊下や階段、リビングダイニングは間接照明を主役に据え、ゲストを温かく迎えるホテルライクな印象へ。旅先で印象的だったラグジュアリーホテルの内装を参考に、「家が“おかえり”と出迎える」照明計画を目指したエピソードも、この住まいの品格を象徴しています。
構造面では、耐震等級3と長期優良住宅認定を取得。大開口による開放性を成立させるために必要な構造耐力上の壁は、タイル貼りのアクセントとして“見せる壁”に転換し、さらに裏面をミリ単位で調整して掃除機や日用品の収納スペースとして活用しました。意匠と合理性を一体で成立させる設計の精度が、住まいの完成度を押し上げています。
東京の家づくりは、敷地条件や周辺環境、暮らし方の多様性を前提に、解決策を美しくまとめ上げる総合力が問われます。ファインシステマデザインでは、採光・動線・収納・緑化・照明・構造を統合し、住まい手の価値観に寄り添いながら、長く愛される空間へと結実させます。
東京での家づくりをご検討の方は、理想の住まいを具体化する第一歩として、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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